2022年12月 オッサンのつぶやき

あけましておめでとうございます

東京はお掃除日和が続くありがたきこと

普段から「人様のことより家のことをしなさい」と肩身が狭いオッサン

家人から割り当てられた掃除を急き立てられていた

大晦日の夜7時半頃 

「年内は何時までおやりですか」との電話

そんなこと言われてももう常識的な日時ではないのに・・・

「テレビが急に映らなくなって 紅白見たいのに」と独り暮らしのおばあさん

家をコソット抜け出しお訪ねするとなんと「リモコンボタン」の押し違い

1分で解消

即引き上げるのも気が引け紅白をちょこと一緒し 頃合いを見てよいお年をと退去  益々家でも気が引ける年の暮れでした・・・

 

2022年「活動のまとめ」を添付しました

年間出動総数687回と一昨年並みですがゴミ出し回数は243回と一昨年より100件増と自然に増えてしまう

ゴミ出し3分 先述のリモコン1分などと「ほんのちょこっとお役に立れば」そんな「お助け隊」で結構

おかげで昨年は「循環型ボランティア」として「若者巣立ち支援」「ウクライナ支援」へ12万廻すことができました

これも趣旨に理解頂いたご利用者と

活動へ協力下さっているお仲間のおかげであります

「お助け隊」も本年七年目を迎えます

頼りなき素人のオッサン隊をあたたかく見守り頂いている「勝手応援団」の皆様の励ましに感謝しております

穏やかなる春がくることを願っております   草々


2022年11月 オッサンのつぶやき

晩秋の公園 銀杏が色づき黄変鮮やか 

公園前の階段を上るとご依頼者宅のドアーは閉まっていたゴミ袋も置いてない いつもはドアーを半開きにしてゴミ袋が置かれている

ゴミ出し日だが ご用が無いのだとパスして次へ廻ればよいが 

「先ずドアーをドンドン」と軽く2回叩いてみる 

それで応答がない場合はインターフォーンを

それでもない時は電話を

それにも出られない場合はいったん引き上げて次のお宅へ廻り

時間を置いて再度電話

それでもの応答がない場合は「事前に伺っていた身内の方へ連絡」するとの心づもり

たかがゴミ出しオッサン そこまで深追いするのはやりすぎか

されど要請された方は一人暮らしで何らかな形で身体が不自由な方 

今回の場合も薬の配分を間違え起き上がれなかったとと

応答が無いと何かあったのかと心配

隣家へ尋ねるのも気兼ねし取り越し苦労するのです

一応 事前には見守りを兼ねた活動とご承知頂きます

そこまでやってもらわなくても結構と言われる方もいます 

閉まったドアー前にゴミ袋だけ置かれ「お早う」の挨拶も交わせず何年も顔を見ることもなく極めて実務的

謝礼は10回分ほどをゴミ袋の下の封筒へ置いてある

それでも毎回そのルーチンが続いていると無言の息遣いが感じられ

その適度な距離感のクールさに落ち葉踏み心地よく つぶやく月報添付します   草々


2022年10月 オッサンのつぶやき

散歩道の掃き作業に木の葉にドングリが混じりはじめ収集袋がいっぱい 秋を体感します

このところ 長時間の病院付添が多くなりました

と言っても特定のリピーターのおば様ですが

9月は2回 540+180分 10月も4回 540+270+180+240分の付添 

ただ病院内を車椅子にお乗せして各検査室を廻るだけですが待ち時間がとても長く感じられます

時間つぶしに本でも読んでようかなと思ったりするのですが

心細い思いで受診されているおばさまの心情を思うとそれは失礼

通常は車椅子の後ろで介助するのですが待ち時間などは車椅子の前に居て対面で目が合うよう心がけたり
適度に話しかけをしたりと穏やか時を過ごせるように

「ぼ~としてるんじゃない」と言われないようにと

寄り添い方に気を遣い
とても「長時間はちょこっとの領域ではない」などと野暮なことは

考えずにドングリを拾う秋です

今月もそんなオッサンのたわいないつぶやく秋です  草々


2022年9月 オッサンのつぶやき

涼しい風の気配に秋の訪れを感じられる季節となりました

そんな頃 一人暮らしのおばあちゃんからエアコンがきかないとのお呼びがかかりました

時に暑さが戻りクーラーが必要となるそうです

リモコンをみると「健康冷房」になっているので一定温度以下に下がらないセットにされてます

もうこの時期はこのままでいいですよと説明しました

この91歳のおばあちゃんからは

ボタン押し違いでテレビが映らないとか チョコチョコ簡単なことのご依頼があります

そのあと 「もう先は長くない」と弱気なことを言われ昔のお話をお聞きするのが常であります

この日も若いころ洋裁をしていたお話

ご主人のワイシャツや妹のオーバーなども仕立てたと

実はオッサンは94歳の一人暮らしのおじいさんから穴が空いたシャツの補修を頼まれてました

おばちゃん達に相談しても「今時 そんなの着てる人いないわよ 買い替えなさい!」「縫いものは苦手デㇲ」「街の補修屋へ持ち込んだら」と相手にされずギブアップ

半信半疑で「実は~」とおばあちゃんに頼んでみると

急に背筋を伸ばし「持ってらっしゃい!」と

何と翌日に仕上がり それも2枚! ポケットを外して端布に利用したプロの技でありました

生意気にも「ご高齢者をちょこっとお世話する」つもりのお助け隊が逆にお助けられたのでした
先月は「普通のおばちゃん達」に助けて頂き今回は「キャリアーを積んだ人生の先輩」にお助けを受け

いっそ「ちょこっとお助ケラレ隊」へ改名を考える頼りなきオッサン隊がつぶやく初秋であります

草々


2022年8月 オッサンのつぶやき

夕暮れて虫の声が聞こえてくる頃となりました

老いの身には「暑さも峠を越したよ~」とねぎらわれているようでほっとします

先月「おばちゃん隊」のこと途中まで報告しました

8月の初旬 奥様が5日程留守されるので車椅子のご主人が一人の留守番 その間のお世話を近隣の「おばちゃん」三人が快く引き受けてくださいました

その時は利用していたデイサービスにもクラスターが発生し休館となりご主人は一人で一日中家に籠っている状況でしたが幸いなことにお世話する時点ではクラスターが解消され朝から夕まではデイサービスを利用できることとなりました

従って昼食やお風呂も施設で対応されるのでご自宅でお世話する範囲も・夕食、朝食の調達、部屋の片付け、

ゴミ出しなどとかなり軽減され三人のおばちゃんチームが相談し合いながら二人一組でのローテーションを組んで対応されました
お弁当の調達もデイサービスの献立表を参考に同じ食とならないようにとお腹の調子が悪い時は雑炊のような物をと 冷蔵庫へ車椅子で飲み物や総菜を取り出し易いように配置し おやつも用意されとてもきめ細かな女性らしい配慮がされ日々体調を伺いながらの和やかな雰囲気でご主人も気分よく安心してお留守番ができたようでした 

オッサン隊でしたら「ただ弁当やコップを置いておく」だけの野暮な対応しかできず ただボーっとしているだけであったでしょう

その心遣いは「お助け隊」の初心を思い起こさせ日々の活動に粗雑に流されてしまっているオッサン隊の現況に痛みを覚え構えずに自然体のおばちゃんパワーにより和気あいあいと「ちょっとした助け合い」はお見事 「ちょこっとお助けおばちゃん隊」発足などと軽率に申し上げたオッサンは独り善がり恥じ入るのでした       


2022年7月 オッサンのつぶやき

今夏は蝉の声まであまり元気なく感じられ 老人施設ではまたクラスター発生
車椅子生活の男性宅よりデイサービスが休館となり引きこもりとなり

公園への歩行トレーニングへ連れ出してもらえないかとのご依頼

日中を避け 陽が落ち始めた涼しい時間での付添でありましたが半袖半ズボンの車椅子の男性にやぶ蚊襲来 

早々に逃げ帰りトレーニング中止となる始末

すると奥様から別の相談が

8月に5日ほど奥様が留守され車椅子の男性が一人暮らしとなる      

その間の見守りと世話をお願いできないか

・3食の調達、ゴミ出し、掃除、シャワー介助、できれば夜間泊まり込みなども

そんなプロの家政婦並みの対応は野暮なオッサン隊にはとてもとても

せめて交代での宿直ぐらいできるかな~とタジタジ・・・

たまたま「勝手に応援団にさせられた」ご婦人にお話しすると

近隣のお仲間2~3人の「おばちゃんパワー」でお助けしましょう!と相成り  

かくて「ちょこっとお助けおばちゃん隊」発足か!

ただボーっとしていたオッサンは勝手につぶやくのでした

顛末は次回へ    草々